ミュージカル テニスの王子様 〜 The Imperial Match 氷帝学園
2005.8.18(木)14時開演  メルパルク大阪 メルパルクホール





この色はその場面の状況。
この色はキャストの台詞。
この色は歌詞。
この色は管理人の心の声や感想やツッコミ等。





第2幕 〜 関東大会 青学vs氷帝 - S3・S2


試合を終えた乾・海堂を労い、拍手で迎える青学ベンチ。

手塚「海堂を走らせギリギリまでデータを集める作戦、お前達らしい最善の策だったろう。だがあの状況から挽回出来る程たやすい相手ではなかったと言う事か・・・」
大石「さすが関東常連校、一筋縄ではいかないな」
桃城「ホント強いっスね。・・・後は頼みます先輩達」


桃城が河村・不二・手塚を見、それを受けてタカさんが一歩前へ出て来て皆を見回しました。

河村「皆・・・ここで負けたら俺達3年は引退だよ。・・・だけど・・・」

タカさんが青学の応援団旗を片手で持ち上げようとします。
「片手じゃ無理っスよ!」と止める桃城。

河村「まだ終わりじゃないさ」

ここら辺の前後だったか、樺地がジローを連れて氷帝ベンチに戻ってきました。
そしてタカさんは本当に片手で持ち上げて決意を見せました。

これからの試合展開を思って胸が熱くなり、思わず込み上げてきました(>_<)

そして旗を持ったまま歌に突入(笑。タカさんのソロナンバーです!
あまりの凄さに上記の気分が一瞬で吹っ飛びました(笑

♪燃えるぜバーニング!

決意と気合からかバーニング状態になり、旗を振り回して歌って踊ってと大暴れするタカさん(笑
コート中を駆け回って振り回し、青学ベンチのメンバーも逃げ惑います(笑。そして被害(笑)は氷帝ベンチまで及んで、氷帝メンバーの頭上を旗が通り過ぎます(爆笑
当然慌てて逃げ出す氷帝メンバー(笑。跡部様も「おぃおぃっ!」って顔をして退場していきました(爆笑
全員を蹴散らして(笑)タカさんが熱く歌い上げます!
カッコイイ!!(〃▽〃)
そしてそこへ、通りかかった裕太や、山吹の千石と檀も巻き込まれて慌てて逃げて行きます(爆笑
そして多分タカさんの試合を見に来たらしいJURI亜久津が白ランを着て登場!バーニング状態のタカさんと目が合い驚いたのか、しばし固まっていました!(笑。そしてタカさんが振り回す旗を、慌ててしゃがみこんで避けていました(爆笑
そのしゃがみ方が可愛いんです!亜久津が!あの亜久津が「うわぁっ!!」って感じに頭を両手で抱えこんでしゃがんだんですよっ!!(爆笑)ありえない!
でもでも、案外亜久津ってこういうところありそうで、もうナイスでした!!

そのままタカさんは歌いますが、後ろで千石・壇くん・裕太・1年トリオ、そして亜久津までも一緒に踊ります!
亜久津が踊ってる!!山吹の時は踊らなかったからビックリしました!
その踊り方がまたなんとも亜久津らしく、両手をズボンのポケットに突っ込んだまま踊るんですよ〜〜〜!
最高に面白かったです!!亜久津のお茶目さがインパクトありすぎました(笑


いつの間にか、メンバーが座っている階段状の台やベンチの位置が少し変わっていて、さっきまでははっきりと上手下手と分かれて向き合うような感じだったのですが、今度はステージ奥に並ぶような感じになりました。
並ぶといってもあまり一直線ではなく、カタカナのハの字を広げたような感じでした。
上手側が氷帝、下手側が青学(・・・だったと(^^;)ネットは舞台を手前から奥に半分に区切るように置かれていました。




第3試合 シングルス3 河村 vs 樺地


タカさんが歌い終わってベンチへ戻ってきます。踊っていた裕太も青学ベンチへ(笑
「裕太、応援に来てくれたんだ」「ま、まぁな」そんなやり取りに思わず微笑んでしまいました(笑

跡部「樺地。15分で終わらせて来い」
樺地「ウス」


ここは原作のように樺地の髪の毛を跡部様が掴んでというのはなく、ベンチから声をかけるだけでした。
タカさんはラケットを忘れていましたが、持った途端またバーニングに。しかし樺地は驚かず、少し首を傾げただけでした(笑
青学ベンチからは
「バーニング攻撃が効かない」と驚きの声(笑

タカさんのサービスから。2人のパワフルなラリーが続きます。
「あの樺地とまともに打ち合えるとは・・・」「怪我する前にやめた方がいいっスよね」氷帝ベンチからそんな声が上がります。
2人のラリー中の掛け声がとても迫力あってお腹に響いてくるようで、見ていて本当にドキドキしました。
跡部の
「雑魚はとっとと終わらせろ」発言で更に威力を増す樺地の打球。
タカさんが少しずつ押され始めます。その時不動峰の石田と同じ構えをしました。でも石田と違って両手打ち。そう、両手の波動球です。
この構えも打ち方も、本当にタカさんでした(>_<)
その打球を受け止めれなかった樺地が、ラケットを落とします。落とし方がまた凄くて思いっきり弾かれているように後ろに飛んでいきました。
どうやってるんだろう?!

不二「乾がデータを磨いていたようにタカさんはパワーを磨いていたんだ」

そしてそのまま1ゲーム先行。
青学と氷帝のベンチの間にある隙間、ステージの中央奥に突然ライトが当たり、亜久津が現れました。
山吹戦終了後の亜久津とタカさんの会話の回想シーンという感じだと思います。

亜久津「河村。テメェが言ってた通り、テニスもまんざらじゃねーな。1年坊主が試合出てんのにお前は補欠で満足してんじゃねーだろーなぁ・・・負けんなよ」

この時の2人のやり取りが凄く好きなんです〜〜!山吹戦ではなかったから残念に思っていたのですが、今回しっかりやってくれて、本当に嬉しかったですっ!!(T^T)
「負けないさ!」リョーマと亜久津、この2人に恥じない様なテニスをしなければと、気合を入れるタカさん。
この試合、何度も涙が込み上げてきました。原作でも本当に切なくなった試合です(>_<)

この後樺地が波動球をコピーして打ち返しました。

樺地「勝つのは氷帝・・・です」

ここで初めて
「ウス」以外の台詞を聞きました(笑
青学ベンチはやっぱり
「喋った!」「喋った!」とざわついていました(笑

樺地が優勢に試合を進めていきます。樺地独特の掛け声もちゃんと言われていて、テニスらしからぬボールを打ち合う音と掛け声が交差する、本当にパワー溢れる試合でした。
鷲見さん張りがあってよく通るいい声ですね!声も喋り方も本当に樺地です!!カッコイイです!!(〃∇〃)
試合はあっという間に2−2に追いつかれ、樺地の波動球に今度はタカさんのラケットが弾かれてしまいます。
そしてラケットを拾った時、ちゃんと(笑)弱気なバーニングも演じておられました。
「このままでは勝てない!・・・アレをやるしかないのか!!」と、タカさんは片手の波動球の構えに入りました。

不二「タカさん、それはいけない!」

「グレイトー!!」
の声が響きました。小谷くんも本当にタカさんでした。胸が締めつけられます(T^T)
タカさん渾身の片手の波動球も樺地にあっさりと真似をされ、ここから波動球の打ち合いに。
カウンターで、しかも連続で片手の波動球を打つタカさんを心配して、青学ベンチから
「今後テニスが出来なくなるぞ!」「止めるんだタカさん!!」等声がかかります。この声だけでもウルウル(>_<)
観ている客席だけでなく、ベンチにも緊張感が走っていました。

息つく暇のない、もう何度目か分からない波動球のラリーが不意に途切れました。
樺地が立ちすくんで
「もう・・・打てません」とラケットを落としました。手が本当に震えていました。そして同じくタカさんの手からもラケットが滑り落ちました。

長太郎「どちらの腕が最後まで持つか一か八かの賭けに出たって事ですか?」
向日「きたねぇ!ハメやがったのかあの野郎!」
宍戸「しかしテメェにそれが出来るか?自分の腕犠牲にしてよ」
忍足「たいしたもんやな。青学、河村隆」


第3試合ノーゲーム。青学・氷帝ベンチから両者に惜しみない拍手が送られました。
うぅ〜〜(>_<)
ベンチに戻ってきたタカさんを出迎えた不二は、そのままタカさんが落としたラケットを拾い上げました。

不二「こんな血まみれになるまで無理をして・・・タカさん、このラケット使ってもいいかな?」

不二くんの本気の表情が垣間見えました。

くぅ〜〜〜〜〜〜!!カッコイイです〜〜〜〜!!!(〃∇〃)
このタカさんのシングルスの試合は、やっぱりタカ不二好きさんにはたまらんでしょうね(笑

そして怪我をしたタカさんと樺地を、大石が病院へと連れて行きました。




第4試合 シングルス2 不二 vs ジロー


気がつくとベンチにリョーマが座っていました。
「こっちの方がいいっスね」と言うリョーマに桃城と菊丸が「まだはやい!」と突っ込まれていました(笑
「僕は構わないよ?越前がベンチコーチでも」と笑う不二。カッコイイ〜〜〜〜!!!(〃∇〃)
えっとですね、私は、相葉君は写真より実物の方がずっといいと思います(笑。写真で見た時はどうも不二君って感じじゃなかったのですが、ステージでライトが当たって顔の陰影がハッキリすると、途端にちょっと黒そうな(おぃ)不二君に見えるんです(笑。もちろんあのキメちゃんの大魔王並みの黒さには敵いませんが(キメちゃん黒すぎるんだよきっと(笑)原作の不二君の黒さ加減のようでいいと思いました(笑>そこか


跡部「小柄だが天才と呼ばれるにふさわしい美技の数々。そして決して強さの底を見せない。侮れない男だ。・・・面白い試合になりそうだぜ」


跡部の賛辞を受けて不二の登場です。
ジローは樺地に担いで連れて来られて以降、ずっと横になって寝ていたのですが、向日がメガホンで
「試合だぞ〜!」と耳元で叫んで起こしました(笑
「あれ、もう終わったの?」と、それでもまだ眠そうに起き上がったジローに、向日からの鉄拳ならぬメガホン(笑。ポコンと頭を叩かれていました(笑。可愛い〜〜〜!!(〃∇〃)
ジローを叩いたりして起こす為だけかと思いきや、このメガホンにはまだ隠された秘密がりました(笑>オーバー


ジローも頭をコリコリとかきながらコートに入ります。
ネットは、今度は舞台を横に(上手から下手へ)区切るような感じになっていたと思います。
奥に不二。手前に、客席に背中を向けたジロー。
審判のコールがあって、不二はアンダーサーブを放ちます。
「なんだあのサーブは?」「意表をついたつもりか?」氷帝ベンチから声が上がります。
ジローが打ち返しに行きましたが、
「その打球、消えるよ?」という不二の言葉通り、ジローはボールを見失いました。
ここも本当にライトの使い方が凄くて、光がスッと横に移動するんですよ!あぁ〜〜これも上手く言い表せない(>_<)
「消えた?」
不二にそう言われても、ジローは驚いて暫く放心状態のようだったのですが、自分の右の方に転がっているボールを見て覚醒しました。

ジロー「マジマジすっげー!今の見た?!」

客席を振り返って満面の笑顔で大喜びして騒ぐジロー!
もう本当にジロちゃんなんですよ!可愛いんです!話し方も、アニプリのうえださんの影響も大きく、凄く特徴のあるジローですが、本当にいい感じでしたよ!?本人ですよぅ〜〜!!(〃∇〃)
で!転がっていたボールなんですが、最初はライトに気を取られて全然気付かなかったのですが、どうやら向日が、持っているメガホンにこっそりボールを入れて、それをそっと転がしていたんですよ!(爆笑。なるほどぉ〜〜!メガホン大活躍!(笑>メガホンの秘密 ‐完‐(おぃ

驚き喜びながら氷帝ベンチに戻ってきて大騒ぎ!そして何故か日吉に「見た見た?!」と嬉しそうに詰め寄って思いっきりいやな顔されてたり(爆笑
ジロ若?(笑(おぃ
消えるサーブの説明を乾がしている間、ジローはずっと本当に楽しそうに嬉しそうに踊りまくっていました(笑
そしてあっという間に1−0。
しかしジローは気付かず
「よぉし!もういっちょ!」と構えます。しかし前方に不二はおらず「あれ?」と首を傾げます。「キミ君、もうコートチェンジだから」審判の声が聞こえました。

ジロー「あれ?はっずかC〜!!」

そう言いながら思いっきりえびぞりジャンプ!身体でCの字を作りました!(爆笑
するとすかさず氷帝メンバー全員が
「こっちが恥ずかしいぜ」と、眉間に手を当てて俯いていました(爆笑
更にすかさず青学メンバーの誰かから
「いやこっちも恥ずかしいよ」と声が上がりました(笑。誰だったんだろ?(笑
こういう遊んだ演出本当に大好きです〜!いやもう素敵すぎる!!(〃∇〃)

そしてジローのサービスゲーム。
サービスダッシュをしてくるジローを見てサーブ&ボレーと読んだ不二は、前に出るジローの足元めがけて返します。しかしそれをちゃんと返してくるジロー。まぐれかと思いきや、転びそうな姿勢からでもボレーをきめるジローに
「彼は狙って打ってる!」と驚く不二。
「ボレーなら誰にも負けねぇ!」と言うジロー。「リストのスナップだけで自由にボールをコントロールしている」と説明する乾。そしてそれを受けて「どうだ、こいつがジローだ」と自慢げな跡部様に萌え(笑(おぃ

しかし天才不二周助。そうとあればジローにネットプレイはさせません。ベースライン上に釘付けにします。
青学も氷帝も驚いている中
「不二の実力はこの程度ではない」という部長。カッコイイ〜〜〜!!(〃∇〃)

「こんなワクワク試合跡部以来だし〜」と楽しそうなジローのサービスゲーム。
サービスゲームの時なら否応なしにネットに出てこれるジローに対し、あっさりと、ボレーをさせずにスマッシュを決めます。サービスエースです。

不二「ねぇ越前。燕返しと羆落としは見た事あるよね。これから見せるのがトリプルカウンター最後の1つ。白鯨」

不二がトリプルカウンターを宣言しました。
リョーマはぶっきらぼうに、しかし不敵に笑い
「お願いしま〜す」と言って見送ります。
ジローは
「次は何が出てくるんだろ、怖ぇ〜っ!」と言いながらもやはり楽しそうです。「でもサービスは絶対キープっしょ!」とサーブの体制に入り「い゛ぃ゛っ!・・・なんつって」樺地の掛け声のマネをしました(爆笑
これまた「なんつって」の言い方が可愛い〜〜〜!可愛いんですよぅ〜〜〜〜!!!(〃∇〃)
ボレーに絶対の自信を持って再びサービスダッシュをするジロー。そして不二が返した打球はホップし、ロブのように上昇、そして急速に落下。ベースライン上に落ち、急激なバックスピンのかかったボールは不二自らのコートにまで跳ね返ってきました。
白鯨!
これがまた見事に映像を使って表現してるんですよっ!!舞台奥、不二君の背後のスクリーンに、本当に白鯨っぽくみえるようなボールの軌跡が映像として映し出されていました!!凄いです〜〜〜!!
そして、自分の顔の横を通り過ぎていくボールが、まるで本当に見えているかのようなジローちゃんの動きも凄かったです!!(>_<)


不二「さぁ、もう1球行こうか。風の止まないうちに」


ぎゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!か、カッコイイ!!(〃∇〃)


その後も次々と繰り出される不二の球を見ては
「すっげー!」と喜んでいるジロー。
可愛い可愛い可愛い可愛い(〃∇〃)


裕太「おぃ越前。お前俺に言ったよな、上に行くって。俺の最終目標は・・・やっぱり兄貴だ!」
リョーマ「ふ〜ん。いいんじゃない別に」


うぉお〜〜〜!!ここの裕太とリョーマのやり取りも大好きです〜〜〜!!裕太の決意みなぎる、それでいて何かを吹っ切ったような爽やかな顔が格好よかったです!!(〃∇〃)
・・・ここらへんのやり取り、他のルドの日替わりメンバーだとないんでしょうかやっぱり。



試合は6−1で不二の勝利。これで2勝1敗。
負けたジローは氷帝ベンチの一番上手側で小さく丸くなってしゃがんでいました。

忍足「あのジローが手も足もでぇへんかった」
向日「流石のアイツもこれだけの完敗じゃ落ち込んでんだろーな。・・・同情するぜ!」

「同情するぜ!」
と言う時、わざわざジローに近づいて、メガホンを使って耳元で大声で声をかけました(爆笑

するとジローがおもむろに立ち上がり向日からメガホンを奪い「くっそ〜〜〜!!くやC〜〜〜〜!!」とメガホンで叫びました(爆笑
すぐに向日に取り上げられて頭をポコポコ叩かれるのですが(笑)いやもう本当に何から何までジローちゃんですよ!!やっぱりジローちゃんが現実にいたらこんな事するんだろうなぁ〜〜って本当に思います!あぁもう!可愛いです〜〜〜!!(〃∇〃)


長太郎「全然落ち込んでませんね」
宍戸「ヤローが落ち込むタマかよ」


そんな様子を見ていたD1コンビがそう言っていました(笑
そして舞台中央辺りで、不二に
「ダイレクトにスマッシュを返すやつ、なんだっけ?」とか色々聞いては「素晴らC〜!!」と笑顔キラキラで話しているジロー。
ジローからの
「オメェより強いやつなんているんかい?」の問いかけに、不二は「うん、いるよ」と答え、視線の先にはラケットを持った手塚。

ジロー「オメェのところの部長さんね!納得!」
不二「それと多分・・・もう1人」
ジロー「そう!こっちにもいるぜ!!」


ジローが嬉しそうに振り返った先にはベンチから立ち上がった跡部。
ジローと不二がすっと下がると、入れ替わるように跡部と手塚が舞台中央にお互いに近づいて行き、立ち止まった手塚の周りを、インサイトポーズをした跡部がクルリと一回りし、2人が向き合ったところで幕がおりました。
緊張が高まるような心音のBGMで同じように自分の心臓も速さを増し、手に汗を握っていました(>_<)